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Love&Love英語でメキメキ!!上達コーナー


Love&Love英語でメキメキ上達!!
 

◆桑原 功次氏の”頭に残る!音読英会話”から

 桑原さんは、相手に意思をしっかりと伝えことが大切だと言われます。

 飛行機の中で、スチューワデスに飲み物などを注文するとき、

 Pardon?

と聞き返されることがあります。

 すると、ほとんどの人は自分の英語が通じなかったと思い込み、あせってしまいます。

 桑原さんは、

 You don't understand my English?

とたずねたところ、

 I just couldn't hear your voice.

と言ったそうです。

 そして、

 It's very noisy.

とつけ加えましたそうです。

 飛んでいる飛行機の中はうるさいので、どんなに正しい英語を話しても声が小さくて相手に聞こえないのではしかたがありません。

 私たちは、英語を話す場合に声が小さすぎるのです。

 大きな声で話したほうが、自分の意思もはっきりと相手に伝わり、好印象をもたれます。

 そして、大きな声で話していくと、いつの間にか、恥ずかしいという気持ちも消えていきます。

 相手もしっかりとあなたの話を聞こうという気持ちになってきます。

 確かに、そうですね。

 桑原さんは、もともと日本人は声が小さいという人もいますと言われます。

 そう言われてみれば、そうか知れません。

 日本人が英語を話すときの声は小さすぎますとも言われます。

 相手が外国人だから慣れていない

 そして

 英語を間違えたら恥ずかしい

という理由からのようです。

 なるべく恥をかかないように

 とか

 何ごとも目立たぬように

という国民性によるものかもしれません。

 今は、世の中が国際化に向かって大きく変化している時代です。

 外国人が一生懸命に日本語を話そうとして間違えても、私たちはそれをばかにして笑ったりしないと思います。

 ほほえましく思うことがあっても、決して冷たい目で見たりはしません。

 同じように、日本人に完璧な英語を要求したりする人はいないのです。

 間違えてもよいではありませんか。

 安心して、大きな声で話しましょう。

 確かに、そうですね。

 桑原さんは、音読のポイントはまず肩の力を抜くだと言われます。

 スポーツや何か習いごとをする場合、最初のうちは肩に力が入ってしま
うものです。

 肩に力が入ると、動きがぎごちなくなり、何をやってもうまくいきません。

 声は声帯を使って出しますが、人間の体の各部分はお互いに密接な関係をもって
います。

 一生懸命にやろうとして肩に力が入ると、ついでに声帯も緊張してしまい、よい声が出なくなってしまうのです。

 相手にこちらの気持ちがすっと伝わるような、素直な声を出すためには、まず肩の力を抜くことが大事です。

 こうすると、声帯も緊張せずに声が楽に出るようになります。

 いわゆる、腹から声が出るという状態です。

 むだな力を抜いて体が柔らかい状態になっているので、体全体に響きわたる
よい声を楽に出すことができます。

 実際に音読の練習をする場合には、少し離れたところにいる相手に話しかけるつもりで行います。

 部屋のむこう側にいる話し相手に語りかけるイメージです。

 そうして練習していけば、いつの問にか大きな声が出るようになるそうです。

 なにごとも、能力は大きくして、それをほどよく使うというのがよいということのようです。

 桑原さんは、相手が理解できる発音をものにすることが大切だと言われます。

 ちゃんと聞こえる大きな声で話をしても、残念ながら発音が間違っていると通じません。

 いくら正しい英文を頭の中に思い浮かべても、それが口から出るときに単語として正しく発音されなければ役に立たないということです。

 ですから、相手が理解できる発音をものにするということがどうしても必要になってきます。

 発音はどこまでも完璧にマスターしなければ通じないのでしょうか。

 そんなことはありません。

 何をしてもそうですが、人間のやることには幅があります。

 100パーセント正確にはできないし、また、する必要もないのです。

 言語をコミュニケーションの手段として使う場合には、通じることが大事であって、きれいな発音で話すということは二の次なのです。

 アメリカ人やイギリス人のように話せるように努力するのはよいことだと思いますが、実際はあまりこだわる必要はありません。

 要は通じればよいのです。

 私たち外国人の話す英語の発音が多少違っていても何の問題もありません。

 ほんのちょっとのコツさえつかめば、日本語なまりのカタカナ英語も大いにけっこうです。

 なるほど。

 桑原さんは、日本語にない発音もポイントを押さえればかんたんにマスターできると言われます。

 完璧な発音でなくても、なるべく原語に近い通じる発音を身につけておくにこしたことはありません。

 通じる英語を話すためには、まず日本語にはない発言、日本人が区別をつけにくい発音から手をつけましょう。

 母音ではэ、α:γ、ouなど

 子音ではr、v、f、thなど

 を練習しておけば、とりあえず会話には困らないはずです。

 カタカナ英語でよい、というのはローマ字読みのままでよいということではありません。

 通じるためには、通じるカタカナ読みをしなければならないのです。

 カタカナ英語のままでもある程度は通じるようになりますが、英語独特の音をつかめむことが大切です。

 なるほど。

 桑原さんは、速く読むのがリスニンプ上達の近道だと言われます。

 リスニンクを上達させるためには、何をすればよいのでしょうか。

 テーフやCDを一生懸命にくり返して聞くのがいちばんだと考えて、がんばっている人がいますが、

 それだけではなかなかうまくいきません。

 だれかの吹き込んだ声を聞いて、それを理解しようとする練習は、絶えず受け身の姿勢にならざるを得ません。

 聞いてさえいれば、自然とリスニンクがうまくなるという、他人まかせの勉強法とも言えます。

 これではうまくならないのです。

 それよりも、自分から積極的に声を出して、速く正確に話す英語国民と同じスピードを身につける練習をするほうがよいのです。

 英語を母国語とする人々と同じようなスピードで話せるようになると、リスニンクの大きな力になります。

 聞けるようになるために、よく話す練習をするという逆転の発想で取り組めば、聞く力も話す力も手に入れることができます。

 なるほど。

 桑原さんは、リエゾンのつなげ方は1つの基本だけ知っておけばかんたんにできると言われます。

 母音ではじまる単語は、子音で終わった前の単語とくっつけて読む。

 別の言い方をすると、子音で終わったら次の母音とくっつけて読んでしまってもよい。

 速く読むということは、単語同士をつなげて1つのかたまりとして読んでしまうということなのです。

 冠詞anは、nで終わっているので、次にくる母音(a,i,u,e,o)の発音のしかたによって、ナ行(ナ、二、ヌ、ネ、ノ)に近い発音でつながります。

 子音で終わる単語+母音ではじまる単語は、イディオムなどでよく出てきます。

 これも、子音が次の母音とつながって、いろいろな読み方になります。

 文中で子音+母音がいくつも出てくる場合は、文中につなげる語がたくさん出てくると忙しいことになります。

 これができるようになれば大幅に時間は短縮できます。

 なるほど。

 桑原さんは、音読をする場合に大切なことは、意味をちゃんと理解しながら読むことだと言われます。

 意味がわかっていて読むのとそうでないのとでは、相手に与える説得力がまるで違ってきます。

 ただくり返して音読をするだけでは気持ちが入っていきません。

 気がのらない状態で読むクセがつくと、実際の会話になっても聞いている人にあなたの真意がよく伝わらなくなります。

 自分自身が意味を理解していなければ、どこを強く読めばよいかもわからないからです。

 英語では自分の伝えたいことや意思の強さなどは読み方の強弱で表します。

 だらだらと平坦に読んでいったのでは、いったい何を言いたいのかわからなくなります。

 自分が言っていることを確認しながら、音読の練習をしていくことが、大切なことなのです。

 英文の意味がしっかりとわかっていると、気持ちに余裕が出てきて、かたまりのところは一気に読んで、切れ目でひと休みするという音読のリズムも生まれてきます。

 英語らしい話し方というものがだんだんできるようになるわけです。

 そのためには、ちょっとした英文法の知識が必要となってきます。

 それによって、音読がよりいっそう効果的なものになり、音読の練習が直接会話の練習につながっていきます。

 なるほど。

 桑原さんは、暗記してすぐ会話に役立てることを勧めておられます。

 英語という新しい言葉を身につけていく中で、暗記は避けて通れない問題です。

 せっかく音読をするのですから、発音やイントネーションを学ぶだけではなくて、それを暗記してしまえば石二鳥です。

 よく使う英文をすべて頭の中に入れてしまえば、すぐに実際の会話で使うことができるからです。

 昔から、門前の小僧習わぬ経を読むと言います。

 門前をほうきではいている小僧さんは、毎日お寺の中から聞こえてくるお経を、聞くともなしに聞いていると、

 そのむずかしいお経を覚えてしまうという意味です。

 このように私たちは、見たり聞いたりしたものを自然に覚えてしまうということがあります。

 英語は、テレビと違ってついでに聞こえてきたり見たりすることが、きわめて少ないものです。

 英語のためだけに、自分が毎日CDなどのスイッチを入れなければなりません。

 これが意外とむずかしいのです。

 あきないように覚えるまでは、根気が続くような工夫も必要になってきます。

 ふつうは、時間をかけてじっくり暗記したほうが長く忘れないと言われています。

 1つのことを1年もかけて覚えれば一生忘れないかもしれません。

 でも、てっとり早く英語を身につけたい以上、そんなことはできない相談です。

 忙しい毎日の生活の中で時間をさいてやるのです。

 短い時間で覚えるほうがよいに決まっています。

 忙しい人たちにぴったりの練習法は、合理的な計画を立てて音読しながら暗記してしまうことです。

 なるほど。

 桑原さんは、表情も動作も3倍大きくハデにというのが目安だと言われます。

 私たちはよく目でものを言うと言います。

 目だけで相手にいろいろと伝えることができます。

 好きだとか、嫌いだとか、いろいろなことを伝え感じることができます。

 逆に、表情の豊かな欧米人は、目だけでは私たちほど相手に自分の意思を伝えることはできません。

 彼らが人の目をじっと見て話すのは自分の話し相手を確認しているだけで、特別な意味はないのです。

 大した意味がないとわかれば目を見つめられても苦痛ではなくなるはずです。

 日本人の目というのは、欧米人の目に比べるとはるかに多くのことを伝えることができます。

 意思伝達の道具としては抜群の性能を備えています。

 細かい感受性や表情の苦手な彼らと英語で話す場合には、向こうに合わせて表情も動作も大きくしてあげなくてはなりません。

 なるほど。




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