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◆本城武則氏の”なぜ酔うと英語が話せるのか”から

 著者は当時、本城英会話スクール校長、武蔵野学院大学准教授で、アメリカ連邦航空局公認の飛行&地上の教官でした。
 1962年福岡県生まれで高崎経済大学を卒業しましたが、高校時代・大学時代ともに、英語は苦手科目だったといいます。
 26歳でパイロットになるためにアメリカに渡りましたが、アメリカ人の教官に「お前の英語では駄目だ。日本に帰れ!」と、さじを投げられたそうです。
 しかし、その後、ノルウェー人の教官に英語を教わり、3ヶ月弱でぺらぺらになり、この方法を日本人向けに改良し、本城式英会話スクールで公開しました。
 2004年までに延べ5000人に伝授し多くの感動を生み、全く話せないところかの成功ストーリは、多くの英語を苦手とする日本人の共感を呼びました。

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 本城さんは、英会話におけるアルコールの効用について語っておられます。

 なぜ英会話にアルコールが有効なのでしょうか。

 本城さんは、パイロットという顔とは別に心理カウンセラーという顔を持っておられます。

 そのため、英会話を教える際は、常に生徒の心理状態をチェックしながら教えているそうです。

 そこで、どうもお酒が入ったほうが、生徒の会話力が上がるということに気づきました。

 アルコールを飲んだ場合、通常どのような変化が現れるか箇条書きにしてみました。

 飲んで英語を話すときの変化=7つのメリット

1、失敗を笑い飛ばせる

2、他人に気楽に声がかけられる

3、ネイティブ相手でもビビらなくなる

4、声が大きくなる

5、人と比べなくなる(自分より英語が上手な人が近くにいても気にしない)

6、話の細かい内容より、趣旨をつかむようになる

7、会話が楽しくなる

 つまり、英語を話すための心の準備がー瞬でそろってしまうのです。

 ・・・・・・

 本城さんは、日本人が英語を話すことを苦手とするのは、あまりに緊張しすぎているからだ、と言われます。

 リラックスして、提案する英語を話すためのコツをある程度まで実践すれば、アッという間に話せるようになります。

 先日、オーストラリア人の友だちと福岡の繁華街、中洲で飲んでいたら、酔っ払ったサラリーマンが声をかけてきたそうです。

 そして、オーストラリア人の友人にタバコをもらいました。

 そのときの会話は、

 サラリーマン「あっ外人さん! よーよーよ ユーよーシガレット ハブ?」

 友人「Yes,l have. You want some?」

というものでした。

 なんとこれで十分通じたそうです。

 友人は日本語は得意ではありませんから、しっかり英語としてこの会話は認識され、ネイティブに通じたことになります。

 その後も5分くらい、そのサラリーマンは私の友人に、

 日本についてどう思うか、何しに来たのか、自分もオーストラリアに行ったことがあってオーストラリアは大好きだ

とか、かなりめちゃくちゃな英語で話していたそうです。

 でも、十分会話になっていました。

 本城さんは、これを見たとき、「これでいいじゃないか」と思ったそうです。

 本城式英会話スクールでは、「英語は、通じればいい」を徹底的にでは実践していると言われます。

 あとは、会話が楽しめればいいのです。

 オーストラリア人の友人も、そのサラリーマンに対して別に迷惑そうでもなく、会話を楽しんでいました。

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 アルコールは度が過ぎると問題になることもありますが、適度であれば気持ちが大きくなります。

 本城さんは、

”普段しらふではできないことでも、以外と簡単にクリアできる効果がある”、

と言われます。

 ベストセラーになった本で、石原慎太郎・盛田昭夫共著の”「NO」と言える日本”があります。

 そこには、アメリカにNOとはっきりいえない日本の政府に業を煮やして、”はっきりNOはNOと言え!”と書いてるそうです。

 仮に、政府の交渉に当たる人間が、酒を一杯ひっかけてから交渉することを想定してみます。

 それこそガツンと、どこの国に対しても、NOといえるのではないでしょうか。

 昔から酒の力を借りるという言葉があります。

 有効に交渉を進めるためには、本城さんは、これもありかなと思うとのことです。
 ロシアのエリツィン前大統領が、常に酒臭かったというのは有名な話だそうです。
 ひょっとして、酒の力を借りて、交渉で強気に出ていたのかもしれません。

 ・・・・・・

 本城さんは、まずこのビールを一杯飲んで!リラックスして!と言われます。

 1日で英語が話せるっていうのは本当ですか?

 実はこの一杯がミソなんです。

 とりあえずこれも仕事と思ってまあ一杯どうぞ。

 そこまで、いわれたら嫌いじゃないほうなの一杯だけ!

 なんか、空っ腹なんで効きました!

 あなたはお酒が好きなんですね。

 ずいぶんおいしそうに飲むなあ。

 一杯飲んだところで、私のことを先生と呼ぶことと、敬語で話すのもやめてはしいです。

 敬語をやめるのは勘弁してください。

 ですからアルコールが必要だと、思うのです。

 酒が効いてくれば、少しずつ敬語も取れてくるでしょう。

 とにかくリラックスしてください。

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 本城さんは、1日で英語が話せるっていうのは、本当でもあるし、ウソでもあると言われまする。

 つまり、それはあなたしだいということなんです。

 あなたが、これだ、これで私は英語が話せると思えば話せます。

 しかし、そうは言うけどやっぱり現実は難しい、とあきらめモードになれば、ちょっと難しいでしょう。

 それでは、ズバリ、なぜ日本人は英語を話せないんでしょうか?

 日本人がなぜ英語を話せないのかの答えは簡単です。

 それは日本人のほとんどが、対人恐怖症になってしまったからなんです。

 対人恐怖症っていうのは、読んで字の如く、人、特に知らない人に対すると極度に緊張することです。

 そのため、なにか頼んだり、目を合わせることができなかったり、気楽におしゃべりなんか絶対できなくなってしまいます。

 でも、それって普通じゃないんですか?

 その感覚は、日本では普通かも知れません。

 でも外国に行くとちょっと違ってきます。

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 本城さんは、日本人の英語が話せない問題の原点は、日本人は、日本人同士でも自由に会話できないということだと言われます。

 たとえば、オーストラリアでは、朝、公園でジョギングをしていたら、前から来た人と

 Hi! とか Good Morning !と

かあいさつをします。

 飛行機に乗っても隣の人と話したり、コーヒーを持ってきてくれるスチュワーデスさんに

 Thank you!

と声に出してお礼を言ったりするのがあたりまえだそうです。

 オーストラリアに限らず、アメリカ、ニュージーランドも同でした。

 でも、日本の国内線では違っていたそうです。

 隣の人と話そうとしても無視されるし、スチュワーデスさんが飲み物を持ってきてくれてもだれも

 ありがとう

って言いません。

 着陸後に出口で

 いってらっしゃいませ

と声をかけられても、全員が無視していたそうです。

 ありがとう とか おつかれさま

とか、いってあげてもいいんじゃないでしょうか。

 ちょっと恥ずかしいというのなら

 どーも

でもいいです。

 オーストラリアでは

 Have a nice day !

って言われたら、必ず

 Thanks とか You too

って言って返します。

 これ、海外の常識です。

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 本城さんは、日本人の英語が話せない問題の原点は、日本人は、日本人同士でも自由に会話できないということだと言われます。

 そして、酒を飲むと気持ちが大きくなるような気がすると言われます。

 よく酔っ払った人が、知らない人に声をかけていたりしているのを見たことあるでしょう。

 気軽に他人に話しかけられのは、瞬間的に対人恐怖症を取り除いてくれるからです。

 酔うとよく話す人がいますし、本当は人はもっと会話したいんです。

 会社でも部下と上司は、日本独特の縦社会の壁で意思疎通が十分でないので、一緒に酒を飲みに行ってその壁を壊し、腹を割って話をするんです。

 日本人は目上の人と話すための敬語って本当に難しいです。

 英語は敬語については、基本的に日本のようにはハッキリしていません。

 ていねいな言葉はありますが、それは年下に対しても使うことがあります。

 もちろん子どもに対しても使います。

 つまり、上下関係で言葉の使い方が変わることはないんです。

 人間は目上の人も、年下も、子どももみんな同じなのです。

 ですからだれにでも年齢や言葉づかいを気にしないで話しかけられるのです。

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 本城さんは、日本人の英語が話せない問題の原点は、日本人は、日本人同士でも自由に会話できないということだと言われます。

 外国に行くと、上下関係で言葉の使い方が変わることはありません。

 人間は目上の人も、年下も、子どももみんな同じです。

 縦社会ではありませんので、街角やレストラン、スーパーのレジのお姉さんや、その他知らない人たちが平気であいさつしてきたりします。

 日本ではまずありませんが、エレベーターの中や道端で声かけてくる人もいます。
 本城さんは、特に海外での暮らしが長いと、日本でのエレベーターの中の静けさは、なかなか慣れないことだと言われます。

 海外では他人と話すことは、ごくあたりまえの出来事なのです。

 海外のバーやレストランで知らない人と会話して、その場で話が盛り上がって、そこで知り合つたばかりの人に、ワインやビールをご馳走になることもあります。

 またスーパーで買い物をしていて、たまたま声をかけた人と友だちになったりして、その人とはクリスマスカードを交換たりすることもあります。

 でも、対人恐怖症をもっていては、海外に住んでいても近所の人と仲良くなれません。

 仲良くなるコツは、自分から声をかけることです。

 これができないから、日本人は何年英語を勉強しても話せないし、友だちができにくいのです。

 日本人は3〜10年英語を勉強していますが、外国人に声をかけられると逃げる人が多いようです。

 これは、英語が話せないからというより、知らない人と英語で話すという、知らない人と英語という二重のストレスによるものと思われます。

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 本城さんは、対人恐怖症にかかると、もう一つの症状として人の目がとても気になるようになる、と言われます。

 そのため、自分が下手な英語を話してだれかに笑われるのではないか、と余計に恐怖が増すわけです。

 そういう意味で、二重のストレスというより、「恐怖」がかかってきているのです。
 本城さんは、英会話のラジオ講座で少し勉強してたことがあるそうですが、当時は人前でなんか英語は話せなかったそうです。

 そうすると、人前で人間相手には話せないけど、ラジオに向かってなら話せるってわけです。

 だから最近、英語を話すロボット犬が売れているんですね、日本では!

 自分の気持ちを表現できる人は、英語を話せる素質があります。

 実は女性の方が男性より話せるようになるのが早いのです。

 知らない人に話しかける名人は、年齢の高い女性が多いです。

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 時計を持っていなかったら他人に時間を聞ける。

 道がわからなくなったらすぐ他人に聞ける。

 若い女の子の場合でも、僕に対してNoriと呼ぶことと、敬語を使わないように言うとすぐできるようになる。

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 これは女性がもともと持つ適応力の高さではないでしょうか。

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 本城さんは、実は女性の方が男性より話せるようになるのが早いと言われます。

 知らない人に話しかける名人は年齢の高い女性が多いですし、通訳も女性が多いです。

 それでは、どうすればだれとでも人目を気にせず話せるようになるのでしょうか。
 だれとでも人の目を気にせず話せるようになることは、英語が話せるようになるためのキーです。

 対人恐怖症を取り除く最高の処方箋は、酒を飲むことです。

 最初はリラックスすることが大事ですので、そのためには酒が一番です。

 ファミリーレストランと居酒屋で、どちらが隣のテーブルの人に声かけやすいかを考えてみてください。

 そりゃ、居酒屋ですね。

 そうでしょう。

 それは、アルコールのせいでリラックスできて、対人恐怖症がゆるんでいるからなんです。

 日本では会社、大学などの新人歓迎会で、なくてはならないのは酒なんです。

 知らない人同士という、日本人にとっての極度のストレスと緊張を解きほぐし、人との距離を縮めるための妙薬なんです。

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 本城さんは、知らない人同士という極度のストレスと緊張を解きほぐし、人との距離を縮めるための妙薬は酒です、と言われます。

 会社や大学で新人歓迎会をしたあとに、急に親しくなった友だちがいます。

 女の子とも仲良くなることが多いです。

 そう考えると、対人恐怖症を取り除くには酒が一番ということになります。

 本城式英会話スクールでは、レッスンのあと、生徒とスクールスタッフ、ネイティブの先生で居酒屋に飲みに行くそうです。

 生徒全員から、教室より居酒屋のほうが英語がスムーズに出てくる、という声もあるようです。

 ある人はイギリスを旅行したとき、パブでイギリス人に話しかけられ、酔っ払ってたせいもあって、かなり会話したような気がするそうです。

 何を話したは酔っ払って覚えてないけど、一緒に行った友人から、あなたががあんなに英語話せるとは思わなかったと言われ、自信がついたとのことです。

 そして英語を話すために最も大切なコツとして、大きな声で話すということもあります。

 お酒を飲むと自然と大きな声になります。

 大きな声さえ出して話せば英語は通じるのですが、そのためには対人恐怖症を克服する必要があります。

 飲まずに対人恐怖症を克服する方法もあります。

 毎日知らない人に、自分からあいさつしたり話しかけたりする習慣を身につければいいのです。

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 今日は、”なぜ酔うと英語が話せるのか”(2004年2月 実業之日本社刊 本城 武則著)からの話題です。

 著者は当時、本城英会話スクール校長、武蔵野学院大学准教授で、アメリカ連邦航空局公認の飛行&地上の教官でした。
 1962年福岡県生まれで高崎経済大学を卒業しましたが、高校時代・大学時代ともに、英語は苦手科目だったといいます。
 26歳でパイロットになるためにアメリカに渡りましたが、アメリカ人の教官に「お前の英語では駄目だ。日本に帰れ!」と、さじを投げられたそうです。
 しかし、その後、ノルウェー人の教官に英語を教わり、3ヶ月弱でぺらぺらになり、この方法を日本人向けに改良し、本城式英会話スクールで公開しました。
 2004年までに延べ5000人に伝授し多くの感動を生み、全く話せないところかの成功ストーリは、多くの英語を苦手とする日本人の共感を呼びました。

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 本城さんは、毎日知らない人に、自分からあいさつしたり話しかけたりする習慣を身につければいい、と言われます。

 たとえば、営業先でビルの守衛さんに「おはようございます」、飛行機で飲み物をもらったら、スチュワーデスさんに「ありがとう」と言います。

 これはとても良いことですので、できれば大きな声で言いましょう。

 それくらいから始め慣れてきたら、買い物に行ったとき店員さんと親しく話したり、迷惑でなければ、飛行機の隣の席の人と世間話をしたりします。

 まずは、自分ができる範囲で、無理せず少しずつ始めることです。

 すぐにできることだけでいいのですから、まず始めれば、気がついたら知らない人と、気楽に話せるようになっているでしょう。

 ある統計によると、人は新しいことにチャレンジしようとしたとき、とにかく始めさえすれば90%の人は、なんとか形になるまであきらめずにやるそうです。

 ただし、逆に、90%の人は新しいことを始める前に尻込みしてやらないというデータもあるそうです。

 つまり、人はやればなんでもできてしまう能力があるのに、ほとんどの人はやらないであきらめるということでしょうか。

 英会話も同じです。

 ですから、やり始めさえすればもうペラペラになったようなものです。

 コンビニでは、お客さんが入ってくるたびに「いらっしゃいませ、こんにちは」つて声をかけてたのに、いつも無視していました。

 気がつかなかったけど、知らない人を無視するのに慣れてしまった結果ですね。

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 本城さんは、特に都会では人が無視し合うことに慣れているようだ、と言われます。
 
 たまに都会に出てきて東京や大阪で道を聞いても、声をかけられているとわかると思わず、無視して通り過ぎる人も少なくないです。

 なぜ日本人が、こんなにも対人恐怖症になったのでしょうか。

 それは、今の日本人の行動規範、つまりルールが人の目になってしまったことではないでしょうか。

 たとえば、家の近くのビーチで、昼間はゴミが落ちてないのに、一晩あけるとゴミが増えていました。

 昼間のほうが人は多いのに、なぜか夜になるとゴミを投げ捨てる人が増えるんです。

 人が見ていて人から見える昼間はゴミを捨てないですが、人が少なくて暗い夜は、人が見てないから平気でゴミを捨てるではないでしょか。

 ですから粗大ゴミは夜に捨てられのでしょう。

 だれかが見てるか見てないかで、行動が変わってしまうということになるでしょうか。

 これが、行動の規範つまりルールを人の目に置いているということなのです。

 つまり、自分の考えより、人の目や意見で自分の行動がころころ変わるってことです。

 今の日本人は、人と人との距離が遠くなった反動で、周りの目を気にして、人が見ているという無言の圧力を感じるようになってしまったのかもしれません。

 ですから、人前で英語を話すのも周りの目が気になって、恥ずかしくてできなくないことになっているのではないでしょうか。

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 本城さんは、今の日本人は、周りの目を気にして、人が見ているという無言の圧力を感じるようになってしまったのかもしれない、と言われます。

 英文科を出ていたり、英検1級やTOEIC800点以上もってるような人でも、人前では英語を話さない人が多いようです。

 日本の中学校で補助教員をやっているあるオーストラリア人は、学校で英語で話しかけてくるのは、英語の先生ではなく体育の先生ばかりと言っているそうです。

 英語の先生は、英語ができるから上手に話せてあたりまえ、という目で周りから見られています。

 その点、体育の先生は、話せなくたってあたりまえと思われています。

 この「人の目の期待値」の差が、英語の先生が英語を話さず、体育の先生が英語をのびのびと話す結果となったっているではないでしょうか。

 意外なことに、本城さんの友だちの英語の先生も、外国人が来たら逃げるように見える、とのことです。

 聞くと、話せてあたりまえというプレッシャーが辛いんだって言ってたそうです。
 結局そのプレッシャーをかけているのは、人の目を気にしている自分自身なんです。

 自分は下手のつもりでも、とりあえず英語が話せれば、普通はすごい、英語を話してる、って思われます。

 職場がタダで英語が話せる環境だというのに、英語を話さないのはもったいないですね。

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 本城さんは、英語の先生たちの英語力はすごいと思う、と言われます。

 しかし、そんなに英語ができる人でも話せない人がいる、というのはなぜでしょうか。

 べつに通訳になるわけではありませんので、日常会話程度なら中学英語で十分です。

 そういうことが理解できれば、だれでも1日で英語が話せるようになるはずです。
 つまり、人目を気にせず下手でもいいから話し始めるということです。

 本城さんは、これができればあとは勝手に上達していくと言われます。

 人目を気にせず、下手でもいいから、話し始めることです。

 上手になったら英語を話そう、と思っていては、いつまでも上手になりません。

 また、英会話を学ぶほとんどの人たちが、英会話をマスターするためには膨大な単語力が必要だと思っているようです。

 基本的な200くらいの単語力は必要ですが、通訳になるわけではないので、普通に会話するのに何千語も単語は必要ありません。

 英会話は、知識ではなく知恵に頼りましょう。

 知らない単語でも、ちょっと知恵を使えばたちまちネイティブ相手に伝えられる技があります。

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 本城さんは、知らない単語でも、ちょっと知恵を使えばたちまちネイティブ相手に伝えられる技がある、と言われます。

 たとえば、「来週、アメリカに会議のため出張する予定です」を、どう言ったらよいでしょうか。

 「出張」という英語がわからない時、知っている別の英単語で、言い換えて伝えてみましょう。

 出張とは何でしょうか、意味を考えるのです。

 出張とは、仕事でどこかに行くことでしょう。

 出張=仕事でどこかに行くと思いつけば、「僕は仕事でアメリカに行く」まで、導きだせます。

 I go to America for a business.

 では、会議ってなんでしたでしょうか。

 それはもう、カタカナ英語になっているでしょう。

 Meetingでいいのです。

 そうしたら、

 I wii go to America next week for a business meeting.

でどうでしょうか。

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 たとえば、「来週、アメリカに会議のため出張する予定です」を、どう言ったらよいでしょうか。

 I wii go to America next week for a business meeting.

でどうでしょうか。

 本城さんは、十分すぎるくらい通じます、といわれます。

 細かく言うとキリがないけど、100%通じる英語ですね。

 文法や時制を考えて、モジモジして何も話さないより、これくらいの簡単な英語を、多少ラフでもパッと口に出したほうが英会話では、生きた会話になります。

 こんな感じなら話せますね。

 これがまさに知識ではなく知恵に頼る英会話なのです。

 知識にばかり頼っていては、知識がカバーしきれなくなったとき、そこで終わってしまいますけど、知恵は無限です。

 知恵は、多少知識が不足してもなんとかしてしまう力を持っています。

 このやり方で、自分の意思を伝えられるようになります。

 普通は、単語が出ないとそこで英会話は止まってしまいますが、本当にこの方法だったらなんとかなりそうです。

 これは、リスニングには応用できないんですか?

 もちろん、リスニングにも応用できます!

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 本城さんは、知識ではなく知恵に頼るやり方についてお話されています。

 知恵に頼る英会話のやり方は、リスニングにも応用できますとのことです。

 この技を応用すれば、英語のリスニングも怖いものなしです。

 それは、聞こえた単語をつないでストーリーを作る方法です。

 たとえば、手加減のないネイティブスピーカーの英語を3分間聞いたとします。

 当然、普通の日本人なら面食らってまったくわからなくてへこんでしまうでしょう。

 しかし、知恵を使った英会話なら、これがなんとかなってしまうのです。

 人が言葉を使ってコミュニケーションをするとき無意識に使っている、言語的常識を使います。

 簡単にいえば、人が話し始めると無意識に先を読んで話を聞いているということです。

 たとえば、「オーストラリアの動物園で何かを抱っこしたとすると、まさかワニとは思わないでしょう。

 それは、コアラでしょう。

 ニュースを見ていても、「本日未明、中央線の踏み切りで…」のあとに何か続くが見当がつきます。

 こういう風に、私たちは無意識に先を読んで言葉をリスニングしているのです。

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 本城さんは、私たちは無意識に先を読んで言葉をリスニングしていると言われます。

 先が読めないもの、たとえば発売されたばかりのJ-POPミュージックなんか日本語でも歌詞が聞き取れないことがあります。

 POP ミュージックだけじゃなくて、日本語のドラマでも番組の途中から見たら、話が読めずに聞き逃すことが多くなります。

 日本語でさえそうだから、英語は、なおのこと難しいのは当たりまえです。

 ですから、英検やTOEICなんかのリスニングは、とびきり難しいのです。

 どんな話が出てくるかわからないからです。

 普通はひとつの話題について、いろんな角度から話しますから、言語的常識を利用すれば何を話しているか理解できます。

 いくつか単語を聞き逃しても十分対応できます。

 ふつうひとつでも単語を聞き逃したらパニックになって、あきらめてしまう人もいます。

 それが普通の人がやってしまうことです。

 わからない単語や、聞き逃した単語に目を向けて全体を見失ってしまいます。

 それより、わかった単語を見て、全体の話の流れをつかむことが英語の実践リスニングには必要なのです。

 実際の生活では、単語ひとつで予想がついたりします・・・。

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 本城さんは、わかった単語を見て、全体の話の流れをつかむことが英語の実践リスニングには必要だと言われます。

 実際の生活では、単語ひとつで予想がついたりします・・・。

 テストではないので正確に100%わからなくても問題ないです。

 どうしても確認しなければいけない部分は聞き返せばいいので、実際の会話の方が100倍楽です。

 実際の会話は聞き返せるんですね、でも何となく聞き返しづらい・・・。

 反対の立場だったらあなたはどうしますか、みんな説明してあげるんじゃないでしょうか。

 たとえば、自分だけで勉強していると、一回でどこまで完璧に聞き取れるかなんて、ムキになって頑張ってしまいます。

 そして、あとでとっても疲れて、そのうちやらなくなってしまいます。

 でも、英語ニュースの聞き取りもできるのです、言語的常識があれば、簡単です。
 特に年齢がいけばいくほど、リスニングカは上がってきます、つまり年をとった人ほど聞き取れるのです。

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 本城さんは、年齢がいけばいくほどリスニングカは上がってきます、つまり年をとった人ほど聞き取れる、と言われます。

 普通は若い人ほど、上達が早いと思われていますが・・・。

 ところが、ある60歳の英語がまったく話せない生徒が、言語的常識で英語のニュースの内容をすべてわかってしまったということです。

 ニュース内容は、タイトルが”Solo Sailing”で、約3分間の長さでした。

 普通のアメリカ人用のニュースですから、もちろんすごく速いスピードでした。

 映像はありませんでした。

 このある意味で最悪の条件で、その生徒が聞き取れた内容は、”ブラック””2””Sailing””You can do it””3タイムス”の5つでした。

 聞き取れた内容は日本語でも、英語でもカタカナでもどんな形でもいいから、書き出すように指示しました。

 5つの単語だけでは、これは厳しいですね。

 ここからが大事なんです、Solo Sailing についての言語的常識をその生徒に並べてもらっいました。

 「一人で、ヨットで旅する」「多分ニュースになるくらいだから世界一周かな。自分が覚えている限り、ヨットでの世界一周はずいぶん前に聞いたことがある。でも今ニュースになっている。ヨットで世界一周するのは2、3年かかるだろうな。きっと危険なこともいっぱいあっただろうな。そういえば子どもの声と歓声があったな。インタビューにも子どもの声があったな。大人の声もあったな。インタビューではどんなこと聞くかなあ。感想、体験談、皆さんに対して、かな。」

 そうか、これが言語的常識か。

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 本城さんは、年をとった人ほど聞き取れる、と言われます。

 つまり、言語的常識を使えばニュースもらくらく聞けます。

 知恵を使うからこそ年齢がものをいうのです。

 ある調査によると、人間の脳は、年とともに衰えるという考えが間違いだった、年をとっても脳の働きは、若い人に比べて遜色ない、という記事がありました。

 昔から言う、おばあちゃんの知恵袋ってことです。

 この聞き取りの力だって、細かいことは別にすれば、話の筋は合っています。

 それに、ポイントの黒人の子どもたちへのメッセージもよくわかります。

 ひとつひとつの単語を聞き取ろうとし始めると、単語を知らないと、そこでストップしてしまいます。

 これでは内容は聞き取れません。

 そして、リスニングで内容を理解したら、この大まかな内容から自分の感じたことや自分の知っていること、みんなに伝えたいことを考えて発表するのです。

 つまり、自分の意見を持つということです。

 英会話の聞き取りはテストではありません。

 つまり聞き取った内容に対して、どう自分が関わっていくのかが大切なのです。

 ・・・・・・

 やっぱり英会話カアップには単語力が必要です。

 でも、英単語を覚えるのって大変だし、あまりに数が多すぎてどこからはじめたらいいかわからないです。

 なにか簡単に英単語が覚えられる方法ってありませんか。

 本城さんは、簡単かどうかわからないけど、比較的、楽で効率的に覚える方法はあると言われます。」

 もしあなたが英単語を覚えなきゃいけなくなったとしたら、どこから始めますか。
 そうですね、まず、本屋に行って英単語のテキストブックかPCソフトを買うでしょう。

 でも以前に、TOEIC用の英単語本を買ったけど3日で飽きてしまった苦い思い出があります。

 本城さんも、実は英単語を覚えるのは、大の苦手なんだと言われます。

 中学、高校時代にほとんど英語を勉強していないので、大学に行ってからも英文が読めずにとても苦労したということです。

 結局大学でも、お情けで60点の可を英語教科すべてでもらい、なんとか卒業させてもらったということです。

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 本城さんは、中学、高校時代にほとんど英語を勉強していないので、大学に行ってからも英文が読めずにとても苦労した、と言われます。

 でも、アメリカでは飛行教官になれたので、アメリカ人に英語でレッスンしていたわけです。

 なぜそんなことができたのでしょうか。

 それには、アメリカ留学中に気づいたコツがあったそうです。

 まったく英語ができなくてアメリカに行ったので、普通に勉強していては生まれたときから英語を話しているアメリカ人にはかなわないです。

 そのコツは、言われてみれば当たり前だけど、教えられるまでだれも気づかない不思議なコツなんです。

 それは、自分の頭の中にある日本語のボキャブラリーを、まず英語にして覚えるということなんです。

 私たちは何気なく日本語を話しているけど、実は日本人同士でも日本語のボキャブラリーは違うんです。

 親子、兄弟でも違うし、友達同士でも違います。

 年齢が離れたり、出身地が違うと、これまた違います。

 本城さんは当時42歳でしたが、たまに高校生の生徒と話をすると知らない単語がたくさん出てきて、会話にならないことがあるそうです。

 つまり、まずは自分の日本語のボキャブラリーを英語にしてしまえば、自分が話したいことはなんでも英語で言えるというわけです。

 でも、単語だけで会話になるのでしょうか。

 もちろん流暢な会話にはならないけど、立派な会話になって、深い話もできるようになります。

 ・・・・・・

 本城さんは、単語だけで会話になると言われます。

 もちろん単語だけでは流暢な会話にはならないけど、立派な会話になって、深い話もできるようになります。

 先日、飛行機の中でスチュワーデスさんと話す機会があって、英会話の講師だと話したら、ある質問をされましたそうです。

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 「日常会話なら問題ありませんが、深い話ができないんです。外国人のクルーと一緒に仕事をしていて、毎回ありきたりの会話で終わってしまう自分が情けなくなるときがあるんです。どうしたら、もっと深い話が英語でできるようになるんですか?」
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 スチュワーデスはみんな英語ぺらぺらだと思ってたけど、みんな苦労してるんですね。

 そこで「どんな深い話がしたいんですか?政治? 経済? 宗教? 男と女?」と聞いてみたら、実はこれといって、目標が定まっていなかったそうです。

 なんとなく、深い話を外国人としてみたいと思っているだけでは、まずできないです。

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 本城さんは、単語だけで会話になると言われます。

 一方、なんとなく深い話を外国人としてみたいと思っているだけではまずできない、と言われます。

 まず、深い話というのはどんな内容の話かをはっきりさせることが必要です。

 会話の目標を絞って、その話に必要な単語だけを覚えることです。

 本城さんはアメリカでの最初の一年は、飛行機に関する単語だけを徹底的に覚えたそうです。

 自分か好きな分野ですから、単語を覚えるのは楽しくてしょうがないとのこと。

 まるで英語が苦手だった学生時代がウソのようでした。

 大学受験で必要な単語は、覚えてもすぐ忘れるのに、自分が好きな飛行機に関する単語なら、どんなに難しくても、すぐに覚えて忘れないのです。

 大脳生理学でも、早く覚えたものほど長く忘れないことが証明されています。

 人の名前を覚えるのに、すぐに覚えた人は、次に会ったときにすぐ名前が出てくるけど、なかなか覚えなかった人は、そうではありません。

 何度会っても「あの人の名前なんだっけ?」とだれかに聞いたりします。

 英単語でもなぜかすぐ覚えたものは、どんなに長い単語でも意外と頭に残っているものです。

 日本語のボキャブラリーでとくに自分がよく使う言葉、よく使う話題、口癖などをとりあえず英語にしておけば、日本語と同じノリで話せるんじゃないでしょうか。

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 本城さんは、仕事で英語を使いたい人は、仕事で使うボキャブラリーだけでいいといわれます。

 実は専門分野になればなるほど、英語は簡単になります。

 それしか使わないからです。

 専門分野では、見たことも聞いたこともない単語がたくさん出てきますが・・・。

 英語でなんていうんですかとか聞かれたら、「そんなの知るか、僕は料理の鉄人じゃないんだ。飛行機の操縦士なんだ」と言ったら笑ってたそうです。

 知らない単語はたくさんあるってことですね。

 当然でしょう、知らない単語だらけかも知れません。

 少ない単語力でなんとかするのが本城式なんです。

 ではこれからは、覚えやすい単語だけ覚えます。

 いやそうじゃなくて、まずは得意な分野の中で英語で話したい内容を日本語で書いてみることです。

 日本語でですか。

 もちろん、どんな内容を話すかを考えるのは日本語が一番です。

 僕たちは日本語のエキスパートですから。

 なるほど、日本語で考えておくんですね。

 そして、それをゴツゴツ英訳するのです。

 そうすれば、自分が知っている単語と知らない単語が一目瞭然です。

 ・・・・・・

 本城さんは、まずは得意な分野の中で英語で話したい内容を日本語で書いてみようと言われます。

 日本語で考えておいてそれをゴツゴツ英訳すると、自分が知っている単語と知らない単語が一目瞭然です。

 その知らない単語があなたにとって本当に必要な英単語です。

 それは英単語のテキストに出ている英単語じゃないです。

 つまり、一生に一度、使うかどうかわからない単語をたくさん覚えて、試験でいい点取るより、自分に必要な単語を集中して覚えることがコツです。

 自信もついたし単語力のつけかたもわかったら、これでもうぺらぺらになれますね。

 英会話をやる上でその「なんとなく私にもやれそうだなー」というのが大切です。
 根拠のない自信ですけど、それが必要なんです。

 これはいわば「英語EQ」です。

 EQとは、Emotional Intelligence Quotientの略称です。

 自身や周囲の人達の感情を適切に察知し、うまく扱う能力のことです。 EQに注目が集まり始めたきっかけ ...

 英語のEQを高めれば、今からでも英語が話せるのです。

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 本城さんは、英語のEQを高めれば今からでも英語が話せると言われます。

 EQとは、Emotional Intelligence Quotientの略称で、自身や周囲の人達の感情を適切に察知し、うまく扱う能力のことです。

 知らない単語が自分にとって本当に必要な英単語で、英単語のテキストに出ている英単語じゃないんです。

 一生に一度、使うかどうかわからない単語をたくさん覚えて、試験でいい点取るより、自分に必要な単語を集中して覚えるのがコツです。

 自信もついたし、単語力のつけかたもわかりました。

 英会話をやる上でその「なんとなく私にもやれそうだなー」という、ある意味、根拠のない自信が必要なんです。

 本城さんはこれを”英語EQ”とよんでいます。

 英語のEQを高めれば、今からでも英語が話せます。

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 本城さんは、英語のEQを高めれば今からでも英語が話せると言われます。

 EQとは、Emotional Intelligence Quotientの略称で、自身や周囲の人達の感情を適切に察知し、うまく扱う能力のことです。

 まず、次の質問に「はい」「いいえ」「どちらともいえない」で答えてください。

Q.仕事では知らない人と話すのは苦にならない

Q.普段はほとんど話さない

Q.時計を忘れて、知らない人に「今、何時ですか」となかなか言えない

Q.直接言えないことでもメールでは言える

Q.困っている外国人がいてもつい無視してしまう

Q.伝統的な日本の結婚式より教会で結婚式を挙げたい

Q.茶道、華道、空手、柔道、書道など日本の伝統芸能は苦手

Q.買い物をする際、値切るのは苦手

Q.人と話をするときあまり目を見ない

Q.海外旅行をするとついつい日本人とだけ話す

Q.人ごみで転んだ時、自分のケガや服のダメージより人の目が気になる

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 本城さんは、英語のEQを高めれば今からでも英語が話せると言われます。

 EQとは、Emotional Intelligence Quotientの略称で、自身や周囲の人達の感情を適切に察知し、うまく扱う能力のことです。

 別名、心の偏差値とも呼ばれています。

 IQは頭の良さを表す指標なのに対して、EQは心の準備力を表す指標です。

 先の英語のEQテストをやってみてください。

 これによって、ある程度自分の傾向かつかめます。

 ほとんどの日本人は、学校の英語のテストではそこそこいい点を取りますが、EQは極端に低い傾向にあります。

 つまり、英語の知識はあるんだけど、英語を話す自信がないのです。

「はい」=1点、「どちらでもない」=4点、「いいえ」=10点で採点してください。

●90点以上 あなたは世界中のだれとでも気軽に、しかも自然に話ができるすばらしいキャラクターの持ち主です。英語力がやや低くても少し勉強すれば、あっという間にぺらぺらになるでしょう。

●89〜70点 人づきあいが苦手でないあなたは友人関係は円滑に保つことができます。国際感覚を身につけ、海外に頻繁に出るようになれば、あっという間に外国にとけ込める日本人になるでしょう。

●69〜50点 英語を話すためのメンタル面での強さが必要です。英語の知識だけを詰め込んでも、メンタル面の弱さから空回りをする傾向があります。もっとリラックスして英語をエンジョイしましょう。心を開けばぺらぺらまでもうすぐです。

●49点以下 あなたは英語を話すための心の準備がまだできていません。このままでは、いくら英語を勉強しても話すことが怖くなってしまいます。自分を自由にし、自信をもってから英会話を勉強しましょう。

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 EQとは、Emotional Intelligence Quotientの略称で、自身や周囲の人達の感情を適切に察知し、うまく扱う能力のことです。

 別名、心の偏差値とも呼ばれています。

 ある人は学校の英語の成績は良かったのですが、EQが低く10点だったそうです。

 この方は典型的な日本人型です。

 本城さんは、それでも、ご心配なく、すぐにできるようになるとのこと。

 本城式マジックです。

 一杯やることももちろん大事です。

 それをやるだけで、かなりEQはジヤンプアップします。

 それに加えて、本城さんは、

 「生徒が英語を話すたびに褒めるようにしている」とのこと。

 本城さんは、たとえその英語が多少間違えていたとしても、大筋で会話が成立していたら、とにかく生徒を褒めるそうです。

 普通は英語を話すたびに直されますが、本城さんはアメリカで飛行機の操縦を習ったとき、そこでは教官が生徒をよく褒めたといいます。

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 普通は英語を話すたびに直されますが、本城さんはアメリカで飛行機の操縦を習ったとき、そこでは教官が生徒をよく褒めたといいます。

 のちに、本城さんも教官になりましたが、そのときに教育心理学を勉強させられました。

 教育心理学の試験まで飛行機の学科とは別に受けさせられて大変でした。

 でもそこで、生徒を褒め育てることがいかに大切かを教えられたそうです。

 つまり、生徒のいいところを積極的に見つけて褒めて自信をつけさせなさいということです。

 日本では逆で、悪いところを直せって言われます。

 たとえば、学校で国語、算数、理科が100点で、英語、社会が60点だったら、英語、社会をもっと頑張りなさいつて言われます。

 しかしアメリカでは、君はすごいね、天才じゃないか、国語、算数、理科3教科が100点だよ、その調子で頑張りなさい」で終わりです。

 落第点ではない限り成績のよくない科目には目を向けず、いいところをとことん褒めてくれます。

 それはいい、いい学校、そんな学校がいいです。

 100点とっても他が悪いと褒められない学校より、何かいいとこを見つけて褒めてくれる学校のほうが生徒も伸びるっていうものです。

 特に英会話に関してはそうですね。

 最初のころはだれしも英語を話すのは恥ずかしいものですから。

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 本城さんは、アメリカに単身で乗り込んでみてはじめて、

 「もっと日本で英語を勉強しておけばよかった」

と何度も思ったそうです。

 どうにかこうにか勇気を出して

 l am interested on English.

と話し出したらすぐ、そこのところは

 l am interested on じゃなくて interested in だよ

なんていちいち直されてたら、話すのがいやになりますね。

 最初はとにかく通じればいいんです。

 そして、生徒が何か話して通じたら褒めることです。

 「すごいねキミ、まだ2レッスン目でそんなに話せるんだったら、あっという間にぺらぺらだね。天才じゃないの」とか。

 そうすると、生徒は恥ずかしいけどうれしい顔をして、

 「先生、でも私の英語、間違ってませんでしたか?」

というので、

 「いいんです、通じれば。通じることに意味があるんだって! すごいよ、通じてるんだから」

といってまた褒めます。

 未来を見越して、英会話を習い、頑張っている人たちは、もうすでにすばらしくモチベーションの高い人たちです。

 日本に住んでいながら英語を勉強する人は、ほんとに偉いと思います。

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 本城さんは、最初はとにかく通じればいいといわれます。

 いちいち直されてたら、話すのがいやになります。

 直さないで褒めてばっかりで本当に上達するのでしょうか。

 褒めてばっかりではありません。

 ある程度、自分の意思が伝えられるようになったら、少しずつ直してもらったほうがいいです。

 だけど、直し過ぎはよくありません。

 赤ちゃんが話し始めるときと同じです。

 言葉をしゃべり始めた赤ちゃんにあまりガミガミと注意していたら、その子は自閉症になってしまいます。

 だから最初は必要最小限で直してあげて、上級レペルになったらしっかり直すのです。

 本城さんは英語で飛行機の操縦を教えることができる資格を持っていますが、完璧な英語が使えるかといえば、そうとはいえないといわれます。

 ただし、飛行機の操縦を教えるのには十分な英語力だということです。

 完璧なんか望んでたらきりがありません。

 これでいいのでは。

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 本城さんはもともとあまり英語は得意でなかったそうです。

 英語の成績は、赤点と追試の連続で、評価も落第寸前の「2」で、大学でも最低評価の可ばかりだったとのこと。

 アメリカに行ったとき、電話でピザも注文できなませんでした。

 英語苦手なんてもんじゃなくて、高1の時は、英語で落第しかけて親が何度も学校に呼び出されました。

 その後も赤点ぎりぎりでなんとか卒業しました。

 でも、今ではぺらぺらでしょう、そうすると、なんだか、本当に自信が出てきます。

 自分にもできるかなって。

 ビールで酔ってきたせいかな?

 そう、それが英語のEQが高い状態です。

 なんとなく自分にもできそうって感じ、それとてもいい感じです。

 それならすぐぺらぺらになります、本当に。

 よし、気合いれてもう一度やり直してみようかな英会話。

 でもまずなにからやればいいの?

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 本城さんは、日本の伝統文化を学ぼうと言われます。

 英会話を勉強する前にまず、日本の伝統文化をなにかひとつでもいいから、しっかり学ぶことです。

 それと英会話と、どんな関係があるのでしょうか?

 まったく関係なさそうですが・・・

 本城さんは、それが関係大なんだと言われます。

 アメリカに初めて行ったとき、まったく英語ができませんでした。

 あまりに英語ができなくて落ち込んでたときに、声をかけてくれたのがノルウェー人の教官だったそうです。

 その人は、”僕が英語を教えてやるよ。そのかわり空手を教えてくれ”と言ってきました。

 本城さんは、最初にその飛行学校で空手の演武をやってみんなを脅かしていたのでした・・・

 ノルウェーは英語の国ではありませんが、その人は英語がぺらぺらでした。

 当然、アメリカで教官だから英語ぺらぺらじゃないと困ります。

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 本城さんは、英会話勉強する前にまず、日本の伝統文化をなにかひとつでもいいから、しっかり学ぶことだと言われます。

 それは要するに、日本人は海外に行くと余計に日本人として見られるのだということです。

 もし

 l am Japanese.

って言うと、極端な話、毎日すしと天ぷら食べて空手ができると思われるんです。

 私たちも、アメリカ人と聞いただけで、ハンバーガーとコーヒー、コーラが好きで、映画は毎週見てるって、思うのではないでしょうか。

 その上、アメリカ人ならみんな、デイズニーランドには行ってるんじゃないかなって思うのでは。

 しかし、そんなアメリカ人は日本人が作り上げた架空のアメリカ人で、実際のアメリカでは、コーラやハンバーガーは健康を考えて摂らなくなってきています。

 また、アメリカがお得意のバイオレンス映画も、もはや好まれません。

 デイズニーランドに行ったことのあるアメリカ人は、アメリカの中では、まだまだ半分に満たないです。

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 本城さんは、日本の伝統文化を学ぼうと言われます。

 デイズニーランドに行ったことのあるアメリカ人は、アメリカの中では、まだまだ半分に満たないです。

 だいぶ実際のアメリカと日本人が抱いているイメージとは違うんです。

 なによりも、世界の人が見るイメージと実際の姿がここまでかけ離れている人種は、日本人ぐらいなもんじゃないでしょうか。

 日本人が「日本人でなくなってきているjということです。

 今の大多数の若者は、日本の伝統や文化に興味がなくなってきています。

 たとえば、空手も道場生は減り続けているし、柔道も剣道も同じらしい。

 少年サッカーは盛んだけど、少年剣士は、もう流行らない。

 女性も昔は花嫁修業とかいって、お花とお茶と着付けとかをやらされたけど、今やどれ一つできない人がほとんどじゃないでしょうか。

 最近の日本人も、3 つも4つもとはいわないけど、やっぱりどれかひとつくらいは、できないといけません。

 海外に出たときに胸を張って、

 l am Japanese.

って言えないません。

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 本城さんは、実際のアメリカと日本人が抱いているイメージとは違うと言われます。

 なによりも、世界の人が見るイメージと実際の姿がここまでかけ離れている人種は、日本人ぐらいではないかということです。

 つまり、日本人が「日本人でなくなってきている」ということです。

 今の大多数の若者は、日本の伝統や文化に興味がなくなってきています。

 たとえば、本城さんが20年近くやっている空手も、道場生は減り続けています。

 柔道も剣道も同じらしいです。

 少年サッカーは盛んですけど、少年剣士は、もう流行らないようです。

 女性も昔は花嫁修業とかいって、お花とお茶と着付けとかをやらされたけど、今やどれ一つできない人がほとんどじゃないでしょうか。

 3 つも4つもやれとはいわないけど、やっぱりどれかひとつくらいは、できないといけません。

 そうでないと、海外に出たときに胸を張って

 l am Japanese.

って言えないのです。

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 本城さんは、海外に出たときに胸を張って日本人だと言えるようにすべきと言われます。

 今の日本人は簡潔にいえば「白人崇拝病」に罹っています。

 これが、第3の問題点でもあります。

 白人崇拝病とは、つまり、「白人が美しくて、かっこよくて、優れている。なんでもまねしてしまおう。jという考え方です。

 日本のファション雑誌は多くの場合白人モデルを使います。

 車好きな人は、できれば外車に乗りたいと思っている人が多いようです。

 本城さんの知り合いで、こんなことを言ってる人がいたそうです。

 仕事の付き合いでたまに、女の子がいるバーに行くと、

 ”フィリピン人が多いバーに行くと、酔った勢いで結構英語が話せるんだけど、白人が多いバーに行くとなぜか気後れして、英語が出なくなるんだ”

 なぜでしょうか。

 まさしくこれが、白人崇拝病です。

 どこかで崇拝しているから緊張するです。

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 本城さんは、今の日本人は簡潔にいえば「白人崇拝病」に罹っていると言われます。

 どこかで白人を崇拝しているから緊張するわけです。

 アジアとヨーロッパでは、アジアのほうがリラックスして旅ができるような気がします。

 私たちは無意識のうちに、広告やテレビコマーシャルによって、白人がかっこよく、なんとなく高級だというイメージを刷り込まれてしまったのです。

 ですから、空手や柔道をやるより、野球やサッカー、テニスになります。

 また、日本庭園よりガーデニング、国産車より外車、ブランドは海外物、映画はハリウッドとなります。

 でも、こんな感じだとなんだか日本はどんな国かわからなくなってきます。

 海外に行くと、一番人気の車は日本車です。

 ドイツでも売り上げベスト10のほとんどが日本車です。

 日本人が目の色を変えてドイツ車に乗りたがっている一方、ドイツでは日本車が人気ナンバーワンというのは笑えます。

 そうなると、英語もなんだかブランドの一種のような、変な高級感が出てくるのでしょうか。

 たかが一つの言語なのに、英語が話せる人というだけで、なんだか雲の上の存在のような気になるのです。

 すると、英語のEQ(心の知能指数)が下がってしまいます。

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 本城さんは、今の日本人は簡潔にいえば「白人崇拝病」に罹っていると言われます。

 そうすると、白人様が話す高級な英語なんか到底話せないと思うようになるのです。

 まるで、高級外車に憧れている人のようです。

 白人に限らずだれかを崇拝すると、その人の前では緊張して話せなくなるものです。

 実は、海外に行くと一番人気の車は日本車なのです。

 英語のEQ(心の知能指数)を上げるためには、白人を崇拝したりだれかを崇拝したりすることをなしにすることが大切です。

 本城さんは本城式英会話スクールでは、校長なのに生徒にはNoriかNoriさんと呼ばせています。

 それだけではなく、敬語もやめてもらっているそうです。

 これは、英語のEQ(心の知能指数)を上げるためです。

 人を英語が話せてすごいなんて思っていると英語が話せません。

 なーんだ、英語くらい自分も話せると思えるようにしてほしいです。

 本当に、英語が話せるなんていうのはたいしたことではないのです。

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 本城さんは、あるイベントに招待されてそこである人を紹介されそうです。

 そして、その人を見たとたん、緊張して言葉が出なくなったといいます。

 アメリカ大統領に会っても緊張しなさそうな本条さんですが、その人は特別だったそうです。

 その人の名は、藤岡弘さん、初代仮面ライダーの俳優さんだったとのこと。

 本条さんが子どもの頃のヒーローだから、声が出なかったといいます。

 どこかで、崇拝しているんでしょうね、おもしろいでしょう。

 ある人は、飛行機で松山千春とトイレではちあわせになって、サイン頼めばよかったのに緊張して、なにも言えなかったそうです。

 話が長くなったけど、崇拝病というのは、そういうことなんです。

 普通の日本人は、ただ白人を目の前にしただけでこの症状が出てしまのです。

 わあー、本物の白人さまだあー、どうしよう、どうしようという感じでしょうか。

 これでは英語なんか、到底話せないでしょうね。

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 本城さんは、崇拝病にかかって緊張して話せなくなったときどうすればよいかについて触れておられます。

 普通の日本人はただ白人を目の前にしただけで緊張して話せなくなる症状が出てしまいます。

 これでは英語なんか、到底話せないでしょう。

 では、どうしたらいいのでしょうか。

 本城さんは、お酒を一杯引っかけて外国人と話すと一気に解決すると言われます。
 そして、白人だからどうだってんだ、日本人が一番ばいいと思うことだそうです。
 確かにそうかもしれません。

 では、どうすればお酒を飲まずにそういうふうに思えるようになるのでしょうか。
 そこで生きてくるのが、日本の伝統や文化です。

 日本に来ているネイティブに聞いてみると、みんな声をそろえてこういうそうです。

「日本人は羨ましい。こんなすばらしい伝統や文化、長い歴史があるから。」

 アメリカもオーストラリアもニユージーランドも、白人が移住してきて数百年しか経ってないからです。

 日本からみれば、やっとよちよち歩きを始めた国なんです。

 そのことを彼らのほうが逆によくわかっていて、京都なんか外国人の観光客の方が多くなる日もあるくらいです。

 日本に憧れている外国人は多いんです。

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 ある人は、アメリカ人に茶道のことを聞かれて何も答えられなかったそうです。

 アメリカ人は茶道に憧れていて、日本に来たからには茶道を習いたいといったとのことです。

 そして、茶道のセットをアメリカに持って帰りたいということでした。

 本城さんは、もしその人がそんな会話をアメリカ人とできたのならすごいことだと言われます。

 もしその人がラジオ英会話しかやってなかっらのであれば、英会話の天才かもしれないと言われます。

 でも実は、アメリカ人の彼女が日本語ぺらぺらだったのだそうです。

 その人は、白人崇拝病ではなかったみたいだったようです。

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 本城さんのアドバイスを取り入れて、私たちはこれから日本の伝統文化をなにかひとつでも真剣に勉強してみましょう。

 本城さんは、それでいいのです、それがぺらぺらへの近道ですと言われます。

 そうすればなんだか、英語でも何でもできるように思えてきました。

 そんな気持ちにはなってきましたが、実際本当にできるでしょうか。

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 この項は、これで終了となります。




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